本当にうつ病治療に薬は必須!?薬を使わない治療の効果やその真実
うつ病治療の基本は@服薬A休養B環境調整―の3本柱です。特に発症直後は服薬が大事ですし、再発防止などにも服薬は欠かせません。ですから、治療にはキチンとした服薬を選択肢から外すことはできないのが現実ですが、仮に薬を使わずに治療にアプローチする道はあるのでしょうか?今回はそうした前提で治療について考えて見ます。
3つのケースを想定して、上記のテーマについて考えてみます。
カウンセリングはまだ重要視されない現状
1. 薬剤治療をメインとしない例
これは日本では薬剤療法と併せて行われることが大半のカウンセンリングなどです。例えばイギリスでは抗うつ薬の代わりに本格的にカウンセリングを制度化していて、治療に役立てられています。しかし、日本ではカウンセリングスタッフがそこまで充実していませんし、保険制度上、(心理検査等の)報酬も低く、イギリスのように抗うつ薬の代わりにカウンセリングを受けるという選択肢はほとんどありません。
2. うつ病薬では十分に治療できない重症例
ごく一般的な薬物治療をメインに心理的療法などを併せ行っても改善しない重症患者に「電気けいれん療法」を行うことがあります。額に電極をあて、脳に電気を流してけいれんを起こし効果を得る治療で、原始的と思われますが、重症患者には有効な治療法として定着しています。
この方法には全身麻酔の危険性(修正型電気けいれん療法の場合)や効果が生涯でないなどのリスクや弱点もあり、治療を受ける場合は本人、家族いずれも十分に納得した上で治療を受けることです。
光療法や断眠療法などが有効なことも
3. 保険適用されてない、一般的でない治療法
このほか、日本では保険適用されていなかったり、まだ一般的でない治療法も複数あります。次にそれらを紹介します。
1 脳刺激療法
電気けいれん療法と同じ考えに基づく治療法といってもよい方法に脳刺激療法があります。@経頭蓋磁気刺激法A迷走神経刺激法B脳深部刺激法―の3つです。アメリカなど数カ国で導入されていますが、日本ではまだ研究段階です。
2 光療法、断眠療法
次は日本でも行われているけど、保険適用がされていない治療法です。
1) 光療法
高照度の光を1日に1〜2時間浴びる治療法です。特に冬季うつ病患者には有効だとされています。
2) 断眠療法
「断眠」(寝ない、寝かせない)することで睡眠覚醒リズムを整え、脳内のホルモン(神経伝達物質)バランスを整えることができるとされ、光療法などと併せて行われることがあります。光療法、断眠療法ともに保険が使えないため、自費払いとなります。
現場ではカウンセリングの手法は活かされています
カウンセリングは広く支持的精神療法とも呼ばれます。冒頭の部分でカウンセリングは日本の場合、ほとんど行われていない、と記載しましたが、それは薬物療法の代わりには行われていないという意味です。精神科医は精神療法の中でカウンセリングの手法を活かし使っていますので、誤解がないように、とも思います。臨床心理士などによる本格的なカウンセリングが医療機関の中で一般的に行われるようになれば、うつ病の方々には治療の選択肢の幅が広がるのかもしれません。
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